正直、建設業は楽じゃない。
でも、それ以上に得たものがある。
― 建設会社社長に聞く、建設業のリアル ―
Q1:建設業って、やっぱり「きつい仕事」ですか?
A:建設業は「きつい」というイメージがあると思います。
その一番の理由は、夏の暑い中でも、冬の寒い中でも、外で仕事をしなければいけないことだと思います。
正直な話、夏は熱中症にならないように本当に気をつけないといけないくらい暑いですし、冬は重ね着をしても寒い中での作業になります。
この部分だけを見ると、楽な仕事ではないのは間違いありません。
Q2:それでも、なぜ建設業を続けてきたんですか?
正直、辞めたいと思ったことはありませんでしたか?
A:正直に言うと、最初は仕事を覚えるのにも時間がかかりましたし、先輩にバカにされながら仕事をしていた時期もありました。
その頃は、跡を継ぐことをあきらめて、違う仕事に転職しようかと考えたこともあります。
「一度も考えたことがない」と言ったら、それは噓になります。
ただ、自分は思っていた以上に負けず嫌いでした(笑)。
「いつか見返してやる」そんな気持ちを持ちながら、毎日現場に向き合っていました。
そうしているうちに、できなかったことが少しずつできるようになり、完成した現場を見たときの達成感に、気づけば建設業の魅力に引き込まれていったんです。
Q3:建設業を続けてきて、「きつさ以上に得たもの」は何ですか?
A:うちの会社は、元請として規模の大きな現場を受注できる会社ではありませんでした。ただ、昔から下請として、大きな現場に携わってきました。
仕事ができるようになり、責任をもって現場を任されるようになるほど、完成したときの達成感はどんどん大きくなっていきました。
仕事に大きい・小さいはないと思っています。
ただ、規模が大きな現場ほど、完成までのプロセスの中で困難な場面が多いのも事実です。
だからこそ、無事に終わったときの達成感は格別でした。
そして、「やればできる」という気持ちや、自分自身への自信を得ることができました。
Q4:これから建設業を考えている20代に、伝えたいことはありますか?
A:今、建設業にもAIやロボット技術が取り入れられ、間違いなく今よりも「きつい部分」は解消されていく時代になると思います。
40代の自分ですが、取り残されないように、会社も自分自身も成長させていきたいと考えています。明らかに、建設業も**時代の転換点**を迎えています。
その転換点に、今の若い世代の力が必要です。ぜひ、建設業という「地域社会を支える仕事」に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
まとめ(編集後記的に)
建設業は、決して楽な仕事ではありません。
でも、簡単じゃないからこそ、乗り越えた先にしか味わえない達成感があります。
最初から向いている人なんて、ほとんどいません。
自分もそうでした。それでも、一歩ずつ現場と向き合っていけば、「やればできる」という自信は、必ずついてきます。

